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5月の光と祈り──キリスト教行事が多く巡る季節の豊かさ
ゴールデンウィークのにぎやかさの中にも、 5月1日にはふと心が落ち着くような静けさがあります。 春の光が少しずつ初夏の色を帯びていくこの時期、 自分の内側がそっと整っていくような感覚があります。
5月は仏教行事はあまり多くない時期ですがキリスト教のカトリックやプロテスタントでは、この季節に「復活」から「昇天」へと続く物語があります。 まず、春の中心にあるのがイースター。 イエス・キリストが十字架の死を越えて復活したことを祝う、 信仰の核となる日です。 “新しい命が始まる”という象徴は、春の光とよく響き合います。
4月6日のイースターから40日後に迎えるのが、「アセンションデー(昇天日)」です。 復活したイエスが天に昇り、弟子たちがこれからの歩みを託された日。 この昇天は、キリストが神のもとに戻ったことを示すとされ、神格化というよりは、復活したキリストの栄光ある昇天として理解されているそうです。 喜びが静かに深まり、次の季節へ向かう準備をするような、そんな節目の時間です。
イエス・キリストの昇天は、復活後40日目に天に昇る出来事といわれています。これは神格化というよりは、復活したキリストが肉体をもって天に昇り、神のもとに戻ったことを示す重要な神学的出来事と考えられているそうです。キリストの神性と人性の両方を示すもので、神格化(神になること)というよりは、復活したキリストの栄光ある昇天として理解されることが多いそうです。
ゴールデンウィークの真ん中でふっと訪れる“ひと呼吸”のような静けさは、 このアセンションデーの空気とどこか似ているように感じられます。 にぎやかさの中にある小さな静寂。 その静寂の中で、自分の歩みをそっと見つめ直すような感覚です。
一方で、カトリックには「聖母月」という美しい伝統があります。 5月を聖母マリアに捧げる月とし、 花冠を捧げるフラワークラウンなど、 春の光に似合うやわらかな祈りが行われます。 こうしたカトリックの季節の祈りも、 5月の空気をより豊かに感じさせてくれるものです。
宗派は違っても、 5月はどこか「心が満ちていく季節」です。 復活の喜びが静かに深まり、 次の歩みへ向かう準備をするアセンションデー。 そして、花と光に包まれながら優しさを思い起こす聖母月。
季節が変わるとき、 人の心もまた、そっと変わっていくのかもしれません。 そんなことを思いながら、5月の始まりを迎えています。








