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世界の正月と仏教──文化は違っても、願いはきっと似ている
皆さま、明けましておめでとうございます。
年が明ける時、どの国でもちょっと特別な空気になりますよね。
過去を手放して、新しい一年に期待を込める。そんな気持ちは、世界中どこでも共通しているような気がします。
たとえば北米では、タイムズスクエアのカウントダウンで盛り上がったあと、大切な人とキスを交わすと幸運が訪れる…なんて言われているそうです。カナダでは、元旦に氷水に飛び込む「ポーラーベア・プランジ」っていうイベントもあって、心身をリセットする意味合いがあるとか。
南米のブラジルでは、白い服を着て海に花を捧げる風習があるそうです。海の女神に願いを込めて、浄化と再生を祈るんだとか。自然と一緒に新年を迎えるって、なんだか素敵ですよね。
ヨーロッパでは、スペインで12粒のブドウを食べながら12か月分の幸運を願うという習慣があるそうですし、デンマークでは友達の家の前で皿を割って、友情と再スタートを祝う風習もあるみたいです。
アフリカの地域では、太鼓や踊り、教会での祈りを通して、家族や仲間とのつながりを感じながら新年を迎えるところもあるそうです。
東南アジアのフィリピンでは、丸い果物を12種類用意して金運を願ったり、花火や騒音で邪気を払ったりするそうです。にぎやかで明るい年越しですね。
そして日本では、除夜の鐘で煩悩を祓って、初詣で願いを込めて、初日の出を拝む。静かで、どこか内省的な年越しの風景です。
こうした風習って、仏教の「諸行無常」や「発願」の考え方にも通じる気がします。
「諸行無常」っていうのは、すべてのものは移り変わっていくという仏教の基本的な考え方です。
良いことも悪いことも、ずっと続くわけじゃない。だからこそ、今を大切にしようっていうメッセージでもあります。
そして「発願」は、仏教でいう“願いを立てること”。
新しい年に「こうありたい」と思う気持ちを言葉にすることは、まさに発願のひとつ。
それは修行の始まりでもあり、自分自身との約束でもあるんです。
こうして世界を見渡してみると、宗教や文化が違っても、人はみんな「過去を手放して、未来に希望を描く」ことを大切にしているんだなと感じます。
今年もまた、静かに、でもしっかりと、自分の願いを胸に歩き出していきたいですね。
文化を越えて、願いを越えて、希望を胸に──。








