- ホーム
- 日本典礼寺院協会ブログ
- 社員のつぶやき
- 冬至と無常──失敗の先にある光
冬至と無常──失敗の先にある光
12月22日は冬至です。
一年で最も昼が短く、夜が長い日。
闇が極まる瞬間でありながら、この日を境に少しずつ昼が長くなり、光が戻り始めます。古来より「一陽来復」と呼ばれ、悪いことが続いた後に運が開ける象徴とされてきたそうです。
冬至の意味を改めて考えてみると、ただ暦の上の節目ではなく、自然が「闇の後に光が訪れる」という転換を教えてくれる日だと感じます。
この移ろいは、仏教で説かれる諸行無常の思想とも重なっているのではないかと感じることがあります。
すべては常ならず、闇も光も、失敗も成功も、やがて形を変えていく。
そう考えた時、いつもブルーハーツの名曲『1000のバイオリン』を思い出すんです。
ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しい事をたくさんしたい
ミサイルほどのペンを片手に
おもしろい事をたくさんしたい
ヒマラヤほど大きな消しゴムが必要というのは、どれだけ大きな失敗だったのでしょう。
ミサイルほど大きなペンで書きたいのは、どんなスケールの大きな夢なんでしょうか。わくわくしますね。
現実社会では、成功と失敗は並列ではなく、失敗があってこそ成功に至るものだと思います。
消しゴムで過去を消した後に、ペンで新しい夢を描く順序は、まさにその道筋を示しているようにも思えるんです。
冬至もまた、闇の極みから光が生まれる日。
失敗の後に成功があるように、暗さの後に希望が訪れる。
この季節に『1000のバイオリン』の歌詞を思い起こすことで、無常の流れを受け止めながら、明るく希望をもって来年を迎えたいと感じます。








