法事・法要・戒名について

法事・法要・戒名とは

日本典礼寺院協会では、東京・神奈川・千葉・埼玉の一都三県において、各宗派約200のご寺院にご協力いただきご寺院に属するご僧侶の派遣、ご紹介を行っています。こちらでは、法事・法要・戒名についてご説明いたします。

法事・法要について

法事・法要について

法事・法要とは、亡くなった方の冥福を願うために行うものです。亡くなった方を偲び、供養する――。すなわち、法事・法要は「故人のために行うもの」というのが一般的な考え方だと思います。

しかし、法事・法要を行うことで救われるのは故人だけでしょうか。大切な方の供養をすることで、供養した方自身の心が安らぐこともあると言われます。今はもういない大切な方のために、してあげられることを喜ぶ。その想いが法事・法要の根底にあれば、実は供養する人自身にとってプラスになるものではないでしょうか。故人のため、そして自分自身の心を癒やすためにも、法事・法要を考えてもよいと思います。

中陰法要

故人が亡くなってから、継続して行う法要です。来世の行き先が決まるもっとも重要な日が死後の49日目だと考えられており、その間に故人の成仏を願って行われます。

名称 内容
初七日
(しょなぬか)
遺族・親族・友人・知人などを招いて行う法要で、近年ではお葬式当日に行われることが多い。
二七日
(ふたなぬか)
命日から14日目に行う供養。
三七日
(みなぬか)
命日から21日目に行う供養。
四七日
(よなぬか)
命日から28日目に行う法要。
五七日
(ごなぬか)
三十五日
(さんじゅうごにち)
命日から35日目に行う法要。
※宗派によっては四十九日法要も兼ねて忌明けを行う場合もあります
六七日
(むなぬか)
命日から42日目に行う法要。
七七日
(ななぬか)
四十九日
(しじゅうくにち)
命日から49日目に行う法要。通常では葬儀でお世話になった方を招いて行う。読経・焼香・会食や、お墓参り・納骨などを行う。一般的には四十九日で忌明けとなる。
百か日
(ひゃっかにち)
命日から100日目に行う法要。

※一般的に初七日と四十九日以外は、親族だけで行います

年忌法要
一周忌
(いっしゅうき)
故人の命日から1年目に行う法要。遺族・親族・友人・知人などを招いて行う。
三回忌
(さんかいき)
故人の命日から2年目に行う法要。遺族・親族・友人・知人などを招いて行う。
七回忌
(ななかいき)
故人の命日から6年目に行う法要。
十三回忌
(じゅうさんかいき)
故人の命日から12年目に行う法要。
十七回忌
(じゅうななかいき)
故人の命日から16年目に行う法要。
二十三回忌
(にじゅうさんかいき)
故人の命日から22年目に行う法要。
二十七回忌
(にじゅうななかいき)
故人の命日から26年目に行う法要。
三十三回忌
(さんじゅうさんかいき)
故人の命日から32年目に行う法要。

※一周忌と三回忌以外は、親族だけで行います
※二十三回忌以降は省略されることがあります

戒名(生前戒名)について

生前戒名について

本来、戒名とは宗派から与えられた戒名を授ける資格を持った、お寺に属するご住職が、仏弟子となる者に対して授ける、仏弟子としての名前です。近年では亡くなってからつける方がほとんどですが、正式には生前に行うことが正しいとされています。当協会では、正式なご寺院・ご僧侶をご紹介し、正しい戒名をおつけするお手伝いをしています。

生前葬儀予約

「生前葬儀予約」とは、元気なうちに自分自身の葬儀の細部まで決めて、予約しておくこと。独り身の方はもちろんですが、遺族として残されるご家族が葬儀で手間をかけさせないようにという思いやりで予約される方も増えています。葬儀を好きなように決められることも人気の理由。葬儀で使用する音楽や写真を選べるほか、大切な人たちへのメッセージを残すこともできます。

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