外国人の散骨のご相談が有りました。 | 東京、神奈川、千葉、埼玉の僧侶派遣

先日、米国人ですが日本のあるリゾート地が大好きで、亡くなったらそこに骨を埋めてほしいと遺言した人がいるけれど、簡単に埋葬出来るのでしょうか？というご相談を受けました。その方は、ハワイ在住で、生前何度も日本を訪れ、特に気に入ったのが当該リゾート地だったそうです。完全な埋葬になりますと法律の規制が有ります。それに、ご遺骨を日本に持ち込むについても多分検疫などの制限が有ると思われます。ハワイの日本国総領事館でご遺骨の日本への持ち込みや、日本への埋葬について相談し、場合によっては許可を得る必要もあると思われます。その上で、そのリゾート地にある墓地を購入し、埋葬の許可を取ることになるでしょう。墓地については当社で様々なタイプをご紹介できます、というような概要をお話ししたところ、完全な埋葬ではなく分骨してそれを粉骨し、散骨という方法でその地に撒けないかという、更なるお問い合わせが有りました。分骨でも同じような手続きが必要でしょうし、散骨はそのリゾート地の条例で認められていなければ勝手に行う事は出来ません。調べたところ、やはりそのリゾート地の自治体では散骨は認めていませんでした。相談して来られた方も、難しい話なのでハワイのご遺族にその旨お知らせし、ご遺族の間でご判断いただくようにします、ということでした。このようなご相談は初めてのことでしたが、日本をそれほどまでに愛してくださる外国の方がいらっしゃることに少し心が温かくなった次第です。